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開催情報・申込方法

 

参加登録は右下のリンクからお願いします.
​初めての試みとして眼光学学会総会の週末の金曜日,眼光学学会の主催で,主に眼光学学会会員向けの基礎的な講習会を開催します.今年は心理物理学と眼鏡について学んでいただければと思います.皆様のご参加を心よりお待ちしております.

 
​日時

2024年8月30日(金)13:00~14:30

 
開催地

​神戸国際会議場 4階 403会場  & オンデマンド

会費

総会出席者,学会員,学生は無料

非会員は3,000円

申込

下記リンクからお申込みください

​https://www.jsoo-ws.com/event

 

精神物理学(せいしんぶつりがく、ドイツ語:psychophysik、英語: psychophysics)は外的な刺激と内的な感覚の対応関係を測定し、 また定量的な計測をしようとする学問です。認知科学や工学の分野 では心理物理学と呼んでいます。眼科診療や、研究に役に立つ心理 物理学講習会入門を企画いたしました。 本年度は心理物理学入門講習会を総会日前日に開催致します。視 覚の心理物理学における4つのトピックを各分野の専門家に分かり やすくご紹介いただきます。是非ご参加下さい

講師と講義内容 (各講演15分、質問5分)

奥行知覚の基礎

金子 寛彦 先生

東京工業大学

近年,VRシステムや3Dディスプレイなど臨場感のある空間認識が可能なシステムが広く普及している.それらの機器の発展や安全な利用のためには人間の空間認識の特性やメカニズムを理解することが重要である.そこで今回は人間の奥行き知覚メカニズムの基礎について概説する.まず,絵画的手がかり,動眼的手がかり,両眼手がかりといった古典的な分類による各奥行き知覚手がかりの特性について説明する.特に両眼視差処理メカニズムに関しては詳しく述べる.そして,それら手がかりの統合過程の特性についても触れる.

形の知覚

小島 治幸 先生

金沢大学

視覚対象の形は輪郭線の形状知覚によって知覚される。輪郭線情報が不十分な場合でも不連続部分を補間することができれば対象の輪郭を知覚することができる。その場合の知覚は知識経験等にも左右される。一方で,輪郭形状の弁別は視覚解像度に依存し,通常それは「視力」検査で示される。しかし形の知覚にはズレや歪みの知覚も関わっており,専門家のズレの知覚は通常の視力以上に非常に細かい違いを見分けることができることが知られている。

色覚

山内 泰樹 先生

山形大学

我々は目に入力される光を受容し,その信号を脳内で処理して色を知覚しているが,その過程においては様々な補正や処理が行われ,入力される光の分光分布通りに色を知覚しているわけではない.また,色知覚には個人差も存在する.今回は,色知覚メカニズムの基礎について,眼光学系のフロントエンドから大脳で行われている色処理までを個人差も含めて概説する.また,定量的に色を表現する表色系の基礎である等色関数についても言及する.

明るさ知覚

福田 一帆 先生

工学院大学

明るさ知覚とは,光の強さという外的な刺激に対する内的な感覚である.視覚の議論において光の強さは,光の波長ごとの視覚系の感度(分光視感効率)により重み付けした値である輝度を用いて表すのが通常である.したがって,基本的には輝度が高い光ほど明るく知覚されるといえる.しかし,明るさの知覚は輝度の大小と必ずしも対応せず,周辺環境や刺激パターンにも依存する.そこで本講では明るさ知覚の仕組みや特徴について,特に関連する心理物理学的な計測方法に着目しながら解説する.

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